『前衛芸術の日本1910-1970』スペシャルトークイベント
2025/12/08

会場
BUNDLE GALLERY
建築家・進来廉の事務所が1970年代に設計した住宅を再生した、BUNDLESTUDIOが運営するスペース。2022年より、撮影スタジオの運営や、家具や照明、アートの展示、販売を行う。
野田芸術祭 - NODAMODERN - 『前衛芸術の日本1910-1970』記録映像上映記念 スペシャルトークイベント
野田市の歴史的な建築やギャラリーを舞台に日本発の新旧のクリエイティブを体感することができる『野田芸術祭 - NODAMODERN -』の一環として、アートと建築の視点から、それぞれの分野で長年活躍してきたスペシャリストが語り合う特別なトークイベント(2部構成)を開催します。

展覧会場入口 白髪一雄《超現代三番叟》1957/1986年 Photo©️Noriaki Okabe
第1部では、1986年にパリのポンピドゥー・センターで開催された『前衛芸術の日本 1910 - 1970』展でコミッショナーを務めた岡部あおみさんをゲストにお迎えします。
聞き手は美術ジャーナリストの鈴木芳雄さん。
テーマは「“日本の前衛芸術”を世界へ拓いた展覧会をめぐって」。
伝説の展覧会として語られる『前衛芸術の日本 1910 - 1970』展が開催に至るまでの舞台裏や、その後のアートシーンに及ぼした影響をともに考察します。
出品アーティストとの交流や、開催中に起きた印象的な出来事など、当時のエピソードも交えてお話しいただきます。
現在もインディペンデントキュレーターとして、国境を越えて精力的に活動を続ける岡部あおみさんが紡ぐ言葉から、時代をつないできた表現の歩みを辿るまたとない貴重な機会です。

ポンピドゥー・センター外観 1986年 Photo ©Noriaki Okabe
第2部では、ポンピドゥー・センターの建築に設計チームの一員として参加し、『前衛芸術の日本 1910 - 1970』展では会場デザインも手がけた建築家の岡部憲明さんをゲストにお迎えします。
聞き手は、2021年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展でUAE館のキュレーターを務め、金獅子賞を受賞した建築家の寺本健一さん。
テーマは『ポンピドゥー・センターの現場から、展示空間という建築を考える』
当時を知る当事者だからこそ語ることができる、美術館建築やアートと空間の関係性をめぐるお話をうかがいます。
また、海外でも多くの実績を重ねてきた建築家同士の対話を通して、過去から現在、そしてこれから先の未来へとつながる、フィジカルな体験の場としての建築の可能性に迫ります。
アートと建築の視点から、近代日本の創造力を考察するトークイベント。
表現の背後にある思考を辿りながら、創造と鑑賞を結ぶ感性の往還を探ります。
この希少な機会をお楽しみいただきましたら幸いです。
日時:2025年12月8日(月)
open 12:00
第1部 14:00 - 15:00
第2部 15:00 - 16:00
close 17:30
*途中、休憩を挟みます。
*入れ替えなし会場:BUNDLE GALLERY(千葉県野田市)
ゲスト:
第1部
岡部あおみ(インディペンデント・キュレーター/美術評論家)
×
鈴木芳雄(編集者/美術ジャーナリスト)
第2部
岡部憲明(建築家)
×
寺本健一(建築家)
ファシリテーター
ゲストと聞き手の紹介:
第1部

岡部あおみ
メルシャン軽井沢美術館チーフキュレーター、パリ国立高等美術学校講師・客員教授、武蔵野美術大学芸術文化学科での専任教員を経て、2014−2020年、国際交流基金・パリ日本文化会館アーティスティック・ディレクター(展示部門)、2018−2021年、上野の杜新構想実行委員会国際部門ディレクター。
『前衛芸術の日本 1910−1970』(1986年 ポンピドゥーセンター)、『国際美術映像ビエンナーレ』(1990、92年同センター審査員)、『ジョルジュ・ルース阪神アートプロジェクト』(1995年)、『ジョルジュ・ルース in 宮城』(2013年)。
2016年以降、パリ日本文化会館で「真鍋大度+石橋素」展、「内藤礼」展、「米田知子」展などのキュレーターを務める。
監督作品に『田中敦子 もう一つの具体』
著書に『アートと女性と映像 グローカル・ウーマン』、『アートが知りたい 本音のミュゼオロジー』(編著)他。
撮影:©Yoshiko YONEYAMA

鈴木芳雄
マガジンハウスにてブルータス副編集長を10年ほど務める。杉本博司、奈良美智、村上隆らをライフスタイル誌でいち早く紹介し、現代アートのファン層を広げる仕事で知られる。
2010年に独立し、合同会社美術通信社を設立。
多数の雑誌、ウェブメディアに美術の情報を発信している。現代アートに限らずその領域は古今東西の美術に及ぶ。美術家へのインタビューは100人を超える。『日本美術全集』(小学館)にも寄稿。
コミュニティ「ビジュツヘンシュウブ。」を主宰。明治学院大学非常勤講師。
第2部

岡部憲明
岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表
フランス政府公認建築家
日本建築学会会員
土木学会会員
芸術工学博士
1970年代からヨーロッパで設計に従事。
1995年岡部憲明アーキテクチャー・ネットワーク設立。
主なプロジェクトに関西国際空港旅客ターミナルビル、小田急ロマンスカーの「VSE」「MSE」「EXEα」「GSE」箱根登山鉄道「アレグラ号」など多数。

寺本健一
2000年東京理科大学大学院修了。
ロッテルダムの建築設計事務所「Neutelings Riedijk Architects」に勤務後、東京の「シーラカンスアンドアソシエイツ」に所属。国内外の様々なプロジェクトを担当。
2012年にドバイに拠点を移し「ibda design(後にwaiwaiと改組)」を共同経営。アートセンターやモスクなどのデザインで受賞歴多数。
2021年に「waiwai」を離れ、千葉県の勝浦に「office of Teramoto」を 設立。同年ヴェネチアビエンナーレ国際建築展UAE館のキュレーターとして金獅子賞を受賞。
企画・共催:BUNDLESTUDIO・wamono art
ご協力企業:東京理科大学 野田キャンパス
Instagram:
BUNDLESTUDIO @bundlestudio_japan
wamono art @wamono_art
* 『前衛芸術の日本1910-1970』記録映像上映記念 スペシャルトークイベント:完全予約制
ゆったりとご覧いただくために、完全予約制(1組4名様)を採っております。
なお、ご来場人数につきましてはご相談を承ります。
ギャラリー内では、希少なアートピースやヴィンテージプロダクツの展示をいたします。
場合によっては、小さなお子様のご入場をお断りさせていただく可能性もございますので、予めご理解・ご協力賜りますようお願いいたします。
天候等の理由でイベントが中止になる場合は、BUNDLESTUIDOのオフィシャルInstagram(@bundlestudio_japan)でお知らせいたします。
最新情報をご確認ください。
チケット申込後のキャンセルや変更はできません。中止となった場合も、返金はございませんのでご了承ください。
駐車場について:会場には駐車スペースの用意はございません。近隣のコインパーキングなどをご利用ください。
[駐車場リンク]
ご質問・ご不明な点などございましたらお問合せください。
*お問合せ先:info@bundlestudio.jp
